動画制作をしています。と言うと、「セミナーやインタビューを撮影する
ようなお仕事ですか?」と言われることも多く、そのたびに「撮影ではな
くCG制作です」と答えていました。
すると、頭のうえに「?」が出る人もいるので、これを機会に簡単に動画
の種類についてお話します。
まず基本的なところからですが、動画とは文字通り「動く画」という意味で、
静止画をペラペラ漫画のようにとてつもなく速いスピードで見ると静止画が
動いて見えます。これが動画です。
実写映像やCG、アニメーションにかかわらず全て同じです。
実写映像とは、ビデオカメラで撮影したものを編集したもので、こちらがセ
ミナーやインタビューなどでよく使われる、撮影動画です。
これとは別に、CG動画・アニメーション動画があります。
CGとは、コンピュータグラフィックスの略で主にパソコン上で作られたも
のをCGと呼びます。
昔は、TVアニメは手描きしたものをカメラで撮影していましたが、今だとT
Vアニメなども大概パソコン上で直接描かれていたりするので、TVアニメ
もCGと呼ばれるものがほとんどです。
CGもさらに、2DCGと3DCGと分類されます。
(2D・3DのDは、DimensionのDで、次元と訳されます。2Dは2次元
で3Dは3次元ということですね。)
2DCGというのは、2DCGを制作するアプリケーションで作られたもの
を指します。パソコン上で、実際に紙に書いたようなイラストなどをイメー
ジすると分かりやすいかと思います。
代表的なのは、Adobe社のPhotoshopやAfterEffectsで業界標準のアプリケー
ションとなっています。
これに対して、3DCGというのは3DCGを制作するアプリケーションで
作られたもので、3D(3次元)とは文字通り、縦×横×高さの概念で作ら
れたものを指します
こちらの代表的なものは、Autodesk社のmayaや、3dsMAXといったアプリケー
ションです。
ピクサーのトイストーリーやカーズなどを思い浮かべると分かりやすいかと
思います。
単に動画といっても、「撮影動画」「2DCG」「3DCG」など色んな種
類の動画がありましたね。
少しでも違いについてわかってもらえると嬉しいです